1977年から2018年まで、42年連続で海外の種類コンクールで金賞を獲得する「男山 純米大吟醸」。国内外の鑑評会でこのお酒が評価されている理由は何なのか。その歴史と酒造りの秘密をお伝えします。
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いまや誰もが知るモンドセレクションで、日本酒として初の金賞を受賞
いまでは数多くの商品が日本から出品される「monde selection(モンドセレクション)」。世界的な認賞機関で1977年、日本酒で初の金賞を受賞したのが「男山 純米大吟醸」でした。
5年後の1982年には、他の欧州酒類コンクールや酒類専門コンペティション「The International Wine&Spirit Competition」でもゴールドメダルを獲得。現在に至るまで42年連続・通算50個以上のゴールドメダルを受賞しています。
海外だけではなく、日本国内でも全国新酒鑑評会などで金賞を何度も獲得。それが、男山最高品質の「男山 純米大吟醸」です。
機械ではなく、人の手で
「男山 純米大吟醸」を評価していただくとき、後味の綺麗さ・バランスの良さ、という言葉がよく使われます。
ベースになるのは、大雪山の万年雪から染み出た水の味。米も厳選した兵庫県産山田錦を100%使い、試行錯誤を重ねた精米歩合38%を守ることで、バランスの取れた味わいを実現しています。
また酒造りの工程では、『どこまで手を掛けることができるか?』を追求。いまでは機械化が進む多くの工程を、男山 純米大吟醸では手作業で行なっています。
手作業によるムラが起きないよう、精米・洗米など各工程のロットをできる限り小さくして実施。蔵人の負担も少なくないですが、手間と情熱をかけて我が子を育てるように造る酒。それが「男山 純米大吟醸」なのです。
手作業が生みだすバランスの取れた綺麗な後味、ぜひご賞味を
これだけ手間ひまを掛けて造る「男山 純米大吟醸」。そのため受賞歴が増え、お客様からのご要望が増えるほど、製造部の負荷も増加。
「え、また純米大吟醸が増えるんだ。まいったなぁ…」
と杜氏が困り顔をするのが毎年恒例行事となっていますが、その内心喜んでいるのは紛れもない事実。まだ飲んだことがないお客様には、ぜひ一度ご賞味いただけると幸いです。
時間をかける分、日常で飲むには少し手の出しにくい値段かも知れませんが、海外受賞歴42年更新のこのタイミングでぜひ一度ご賞味いただければと思います。2018年6月に開始した通信販売サイトでもお取り扱いをしています。
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