毎年恒例、男山の蔵人が行う『酒林(杉玉)作り公開』を行いました。

目次

日本酒にまつわる伝統行事~酒林~

酒林とは、別名杉玉(すぎだま)と呼ばれる、新酒ができた合図となるものです。

弊社では、毎年の伝統行事として蔵人が酒林を製作し、新酒の初しぼりの日に合わせて青々とした新しいものを吊るします。

青々とした酒林が茶色く色づく頃には、フレッシュな若々しい味わいから、熟成された芳醇な味わいへと変化していくといった意味も持っています。

【交換前】1年経過した茶色の酒林
【交換後】青々しい新しい酒林

制作準備は10月中旬頃から

酒林用の杉の葉と、芯になる鉄枠が揃うと作業開始です。北海道には杉の木がほとんどないため、杉の葉は本州より取り寄せます。

秋田県から届いた杉の葉
中心の鉄枠は直径約450mm

杉の葉を、扱いやすい大きさに切り分けていきます。

杉の葉の切り分け作業

鉄枠にネットを被せ、杉の葉をまんべんなく差し込んでいきます。

杉の葉の差し込み作業

作製風景を一般公開しました

毎年、作製風景を見にお客様が訪れます。

皆さん、今年もおいしいお酒が楽しめることを心待ちにしていらっしゃいます。

フォークリフトで運ばれる酒林
これから酒林を丸く刈り取っていきます
蔵人による酒林造り公開の様子

資料舘限定の紙袋と包装紙のデザインにも

男山酒造り資料舘の紙袋と包装紙には、酒林がデザインされています。

実際の酒林の色の変化に合わせて、紙袋と包装紙も2種類ご用意しています。

紙袋と包装紙も緑色から茶色へ

新酒のしぼりが始まった日(おおよそ11月中旬)から緑色のものを、その半年後、酒林が茶色く色づく頃(おおよそ5月中旬)から茶色のものを使用しています。

紙袋と包装紙からも季節感を感じていただけるものとなっています。

この機会にぜひ男山酒造り資料舘へ

資料舘の軒先に吊るされた新しい酒林

青々とした新しい酒林が資料舘の軒先に吊るされ、新酒を求めてご来館されるお客様をお出迎えしています。

この時期にしか出会えないフレッシュな味わいのお酒をご用意してお待ちしております。

この機会にぜひ男山酒造り資料舘へお越しください。

男山公式ホームページ
男山酒造り資料舘
TEL.0166-47-7080
北海道旭川市永山2条7丁目1番33号